絵が上手くなりたい!!
と思い続けて早幾年のレンシレンジです。
イラスト初心者向けの講座を作ろうと思い、実際に作っては見たものの、果たして需要があるのかどうか……
なーんて考えてたらブログなんてやってられませんよねぇ!
そんなわけで誰得講座第二回始まります。
一番最初にやるべき作業
最初に言っておきますが、これはあくまで私が上達するに当たり実行した練習法であり、人によってはこの方法で練習しても、全くの無意味になってしまう可能性もあります。
練習法には向き不向きがあり、この講座を見て意味がなさそうに思えたならば、他のサイトのありがたい教えに移るのも十分アリです。
それを踏まえた上で読み進めましょう。
さて、早速見出しの話に移りますが、この講座のターゲット層は
絵を全く描いたことのない人
に向けたものです。
絵を描いたつもりが化物を生み出してしまい、ゴミ箱へ直行の人向けであり、
多少でも絵を描いたことがあって、落書きを素直に人に見せられる人はブラウザバック推奨。
私が考えるに、全く絵を描いたことのない人間に
「ラフから描いたほうがいいよ」とか「枚数をこなしたほうがいいよ」
なんて言っても無意味だと思っています。
なぜなら彼らは
線の引き方、腕の動かし方を知らない
のです。
そのため頭の中にある妄想を形にしようとしても、線がブレブレで、結果変な絵が量産されてしまうのです。
これを修正するためには、基本的に反復練習しかありません。
絵師さんが「枚数をこなしたほうがいいよ」と言うのは、
「(線を引くのに慣らすために)枚数をこなしたほうがいいよ」
と言う本質を略しているだけだったりします。
ではまず最初の練習方法をお教えしましょう。ずばり、
トレース
です。
某運命なゲームの赤髪主人公の技名のことではありませんよ? 意味的には近いですが、あっちは魔術でこっちは芸術。
簡単に言うと、
上手い人の絵をパクったれ!
ということなのです。
準備する道具
絵を描くに当たり、当然ながら準備する画材があります。
ペンタブ、液タブ、画板に絵の具。
色々と画材がありますが、それらは一度忘れてください。また今度説明します。
必要なのは、
①シャープペンシル(ボールペンでも可)
②コピー用紙(安いもので大丈夫)
③好きな絵師さんのイラスト
④トレースペーパー
最後に出てきた名称を知っている人はいますか?
絵を描いたり、図形を作ったりする人以外には馴染みのない道具です。
半透明の紙で、下に置いた紙の絵を写し取るためのもので、これがあるとトレース作業が非常に簡単になります。
画材店や、大きな100均であれば販売しています。
ネットで注文する場合は大きさと枚数に注意が必要ですよ。
また、トレーシングペーパーを使わなくともトレース作業は可能です。コピー用紙だけで出来ます。
ただその場合、ガラス製のテーブル+ライトを使うか、『トレス台』というものを購入する必要があります。
漫画なんかをアナログで描こうと思っている人なら、いっその事トレス台を購入するのも良いかもしれませんね。
ちなみに私はフルデジタルですのでトレス台は持っていません。
デジタルで描く気があるなら無用の長物なのでよく考えて買うように。
画材の準備ができたら次へと行きます。
ペンを走らせる
いよいよ絵を描き始めます。
訂正
絵は描きません
はっきり言っておきますが、トレス作業で絵は上手くなりません
これ重要。
上達方法を教えるんじゃないのかって?
あくまでもこれは、何から始めれば良いかわからない人に向けた準備運動なのです。
では練習の順序を説明しよう。
まずは好きな絵師さんのイラストを準備
可能なら全身絵を
さらに欲張って裸or裸に近い絵を
最高なのは白黒の絵を
ここまで用意できれば完璧です。
線を描く練習なので、できるだけシンプルな物を選びましょう。厚塗り系は微妙で、線画がある絵が向いています。
イラストはプリントアウトしておきましょう。
後はイラストの上にトレースペーパーを置いて、
後は線をなぞっていくだけです。
初めてトレースを行った方は分かるかも知れませんが、
正確になぞったはずなのに線がガタガタ
になったと思います。
これは最初に言った通り、効率的な腕の動かし方や、ペンの傾きなど。
根本的な部分が習得できていないことにより起こる現象です。
逆に、一回目で完璧に写し取れたという方は、この段階はスルーしてOK。
ガタガタの方でも、10枚20枚とやってるうちに慣れてきますので大丈夫。
このトレース作業が第一段階です。
何から始めたら良いかわからない人は、とにかく線を引く事が重要であり、絵を描くのは二の次。
上手い人がどのように線を引いているのか、ということを知ることから始めましょう。
最後に
正直、トレースと言うのは絵師さん達の中でも賛否両論分かれる練習法です。
ですが渡しの場合、本当に何も描けない初心者の方の場合のみ、この練習法をオススメします。
なぜなら最初からそれなりに上手い絵が描けるというのが大きい。
最初から難しい絵を描かせて自信喪失させるよりも、
「絵が上手に描けた!」
と言う自信を持たせるほうが大事だと思うからです。
まずは無心に、描き終えた時の達成感を感じるためにペンを走らせましょう。
次回はいよいよ絵を描きます!
第二回「初心者から玄人まで皆やってる上達法!(仮)」
お楽しみに!