レンシレンジ教室

ネット小説書き・イラスト描き・映画感想なんかやってます。その時々で愚痴もこぼします。

レンシレンジの漫画紹介 第七回【とんでもスキルで異世界放浪メシ】 サラリーマンはチートとなりて異世界で飯を食う

 

異世界で飯系は大抵おもろい!!

 

割と偏見な叫びのレンシレンジです。

 

今回は漫画紹介の第七回。

私は飯系の漫画はかなり好きでして、なろう小説のコミカライズは何冊か持っています。

ただ、好きと言ってもピンきりなのがなろう系の漫画。表紙が良くとも試し読みをしてから購入することを強く薦めます。

 

とんでもスキルで異世界放浪メシ

 

f:id:renshire:20190910204307j:plain

ムコーダ&フェル

 

 

 

あらすじ

 

料理が趣味のサラリーマン、向田剛志(ムコーダ)が異世界へと召喚された。

しかしどうにも、本来召喚される者たちの巻き添えを食っただけであったらしい。

召喚先の王国で不穏な気配を察知したムコーダは、いくらかの金銭を受け取ってその王国から脱出する。

彼が持つ特殊なスキル【ネットスーパー】と、

旅先で出会った伝説の魔獣【フェル】と共に旅を続けるのであった。

 

                                          あらすじ終わり

 

なろう系小説発のグルメ漫画です。

主題は主に

①チート能力と仲間による無双

②地球世界の調味料と現地食材によるグルメ

です。

良くも悪くもなろう系の展開なのですが、その中で私が紹介した理由は、

 

漫画としての完成度が高い

 

からです。

というのも、漫画版の作者【赤岸K】先生の画力が凄いんです。

登場人物の感情が伝わってくる多様な表情や、獣やモンスターの描き込み具合。

食事描写の上手さなど。

非常に応用力のある漫画家さんであると感じました。

女の子は可愛いし、男はかっこいい。そういった漫画家さんは実は貴重なんです。

 

あらすじに戻りますが、最初に言ったとおりこの漫画の分類はグルメ漫画

と言っても基本的に料理は旅先でやるので、手の込んだ本格料理を作るわけではありません。

現地のモンスターを仲間のフェルに狩ってもらい、主人公の能力である【ネットスーパー】で取り寄せた地球の調味料を使って簡易な料理を作り、フェルと共に食べる。

これが基本的な漫画のサイクルとなっており、実に腹の減る漫画に仕上がっています。

 

 

主人公の能力

 

いわゆるなろう系なので、主人公はチート能力持ちです。

この漫画の場合は三つのチートを持っています。

①ネットスーパー

現地の通貨を用い、地球からネットスーパーで買える食材や調味料、道具などを取り寄せることができます。

さらに、地球の食材を食べた場合はステータスにプラス補正がかかる仕様。

②アイテムボックス

いわゆる四次元ポケット。無限に物を収納でき、食材などを入れておくと腐敗せずにそのままの状態で保存可能。

異世界では稀なスキルで、無限収納というのは規格外。

③鑑定スキル

物の名前や価値が分かるスキル。

何故か異世界から召喚された勇者にしか使えない標準装備のスキルらしい。

勇者に鑑定スキルが標準装備が必要なのかは大いなる謎

 

いわゆる『俺ツエェー』な戦闘系ではなく、『地球スゲェー』な内政系のスキル構成。

実際主人公に大した戦闘能力はなく、魔法などを習得するも通常の人間止まり。

戦闘はもっぱらチートな仲間、フェンリルのフェルが担当することになります。

 

私が疑問に思うのが、最初に述べた【ネットスーパー】です。

これでお金を稼いだりするのですが、レートの計算が明らかにおかしい。

地球の商品を異世界で高く売るのは、これ系統の物語では各様式なんですが、

 

異世界通貨→地球商品購入→異世界で高く売れる

 

???

異世界の通貨で商品を購入したなら、売ったときの価格も買った代金と同じになるのではないでしょうか?

 

???「これは日本だと百円だけど、異世界なら銀貨1枚で売ったげるよ」

主人公「よし、買った商品を異世界で売ったろ!」

現地人「なるほど、金貨10枚で買いましょう!!」←なんで?

 

これが、日本円で商品を購入して異世界で売るなら分かります。

百円で買ったものが金貨十枚になったところで驚きはしませんが、この方式に関しては納得行かない。

 

 

レート計算ガバガバやないか!!

 

なんだよこの錬金術。等価交換の原則無視しすぎでしょう。

まあこの漫画世界の神様はガバガバな駄女神様なので、しょうがないと言えばしょうがないかもしれませんが、これは個人的にかなりのマイナス要素。

「うるせぇ! これはこういう仕様なんだよ!!」

と言われればそれまでなんですが、なんだか凄くモヤモヤします。

 

 

従魔

 

主人公は前述の通り、戦闘能力は対して無い一般人です。

なので、戦闘面で補佐する仲間が居るわけなんですが、それがこの従魔と言うシステム。

簡単に言えばモンスターテイマー的な要素で、最初に仲間になるのが

フェンリル【フェル】

伝説の魔獣と呼ばれ、彼の驚異になるような敵はほぼいません。

つまり、戦闘面における主人公のチート要素その④です。

このフェルがなかなか良い味を出していまして、彼のために色々な食事を出すのがこの漫画の展開となっています。

強力なモンスターはその分だけ上質な肉を持っており、現地においても高級食材。

それをガツガツ食べる様は「ちょっと私にも分けろ」と言いたくなります。

 

また、しばらくするとスライムの【スイ】と言う仲間が加入します。

こっちは現地でも雑魚モンスターですが、地球の食材などを食べさせていたこともあり、強力なモンスターへと変貌を遂げる結果となります。

ただ、個人的にはフェルとのふたり旅を続けてほしかったので、これまたマイナス要素。口調と性格が中々受け入れられないのです。

 

さらにさらに、この後もう一体仲間が増えるのですが、小説版はこの辺りで読むのをやめたので詳しくは知りません。漫画版ではまだ仲間になっていませんしね。

 

 

なろう系と言う名の呪縛

 

なろう系とは、【小説家になろう】で連載されている素人小説家に向けられる言葉である。若干の批判を含んだ言葉。

 

私自身が小説を書いているので、このなろう系と言う意味はよく理解しています。

異世界要素

②安易なチート能力

③ハーレム要素

などを含む小説がこれに当たります。その他にも色々な要素があるのですが、大まかなのはこのくらいでしょう。

 

今回取り上げているこの作品も漏れずになろう系に当たります。

書籍化、漫画化しているので完成度は他の比ではありませんが、レート計算でツッコんだ通り、「そういった要素」も含んだ作品です。

人によっては受け入れられない場合もあるのでご注意ください。

ただ、こういった批判に対して私が言いたいのは、

 

「ツッコみながら読むもんなんだよなろう系はよぉ!!」

 

ということ。そもそも粗探しをすればプロが書いてる作品だってどこかしらにツッコミどころはあるものなんです。大目に見るべきなんですよそこは。

色眼鏡をかけず、まず読んで、ツッコんで、それでも受け入れられないのなら大いに批判しましょう。これが健全な批評というものです。

 

 

まとめ

 

そもそもグルメ漫画に細かなストーリーとかいらんよねぇ?

 

ぶっちゃけた話、美味しそうな食事風景と、魅力的なキャラクターと、それを表現する漫画家先生があれば他はいらないのです。

この漫画はそのような身も蓋もない結論をまさしく体現している素晴らしい漫画です。

異世界要素、チート、グルメが好きな人にはオススメの作品と言えるでしょう。

 

ではまた!