レンシレンジ教室

ネット小説書き・イラスト描き・映画感想なんかやってます。その時々で愚痴もこぼします。

アナと雪の女王2感想 小難しいアナ雪! 前作の期待値が高すぎたのが残念!

 

 

このディズニーは子供向けじゃねぇ!! 

 

 話が小難しすぎる二作目。レンシレンジです。

 

冬ですね。だからか分かりませんが今回はこの話題。

 

 

アナと雪の女王

 

 

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エルサ

 

 

 

あらすじ

 

アレンデールにて平和な暮らしを続けていたアナとエルサ。

ある時、エルサの耳に他の人には聞こえない歌声が聞こえてきた。

思い出す幼少期の記憶。父と母の昔の思い出話は、魔法の森と精霊たちの物語であった。

そしてその4つの精霊たちによって、アレンデールは危機に瀕することになる。

国から火と水が消え、風と大地は国民を国の外へと追い出してしまう。

原因を突き止めるため、アナ・エルサ・オラフ・クリストフ・スヴェンは魔法の森へと旅立つのだった。

 

                                          あらすじ終わり

 

 

正直あらすじの時点でちんぷんかんぷん。

新しい設定が盛りだくさんで、かつ異様にややこしい物なので説明すら難しいのです。

今回の物語は、魔法との折り合いをつけたはずのエルサの中二病が再発

 

なぜエルサが魔法を使えるのか?

 

 この事を主題に物語が始まります。

ただし、前述したように変にややこしい話なのでとりあえず箇条書きにしてみます。

 

①幼少期を思い出すエルサ。そこから父親の幼少期に移って民族同士の対立の歴史を知る。

 

②エルサはおかしな歌声を頻繁に聞くように。他の人達には聞こえない模様。

 

③4つの精霊の影響によって、アレンデールから国民が追い出されてしまう。

 

④原因を突き止めるために、精霊の居る魔法の森へと旅立つ一行。

 

 

おそらく、この導入部分がよく分かっていない人は多いハズ。

箇条書きにしてもあらすじが分かりにくいってどういうことなの……

前作だと、

 

エルサが国を出る→アナが追いかける

 

これだけ単純な導入だったので非常にわかりやすかった。

子供向け映画において重要なのは、この冒頭部分でどれだけ子供心を掴むかというのが重要らしいのですが、ちょっと失敗してるんじゃないディズニーさん?

 

詳しい説明は後半のネタバレに回しますが、大人でも難しいと思えるストーリー。

集中力の続かない子供には酷なのではと思いました。

 

 

エルサ

 

タイトルには名前の出ていない物語の主人公。悩める24歳のべっぴんさん。

前作で【愛の力】というふわっとした解決を経た魔法を持つ女王。

今作では両親の死について触れており、魔法の悩みが再発してしまいます。

ディズニープリンセスの中でもトップクラスに幸薄美女なのではなかろうか。

 

 

アナ

 

アレンデール王国女王エルサの妹で、なんか……やってる人。役職がよくわからない。

幸薄美女である姉に代わり、素晴らしくアグレッシブで人の話を聞いてくれない女子。

前作のラストでクリストフと結ばれたらしく、その関係は非常に良好。姉と一緒にジェスチャーゲームをやるような仲のようです。

特別な力が無いゆえに無理やり旅について来るのですが、ストーリーに絡んでくる活躍はほぼラストに集約されています。

 

 

クリストフ

 

実は今作、前作からすでに3年の月日が流れています。

アナと良好な関係を持つ彼は、彼女に指輪を渡してプロポーズがしたい模様。

物語に深く関わってこないので、彼もラストを除けばあまり活躍していない。

クリストフ渾身のミュージックビデオは必見(?)

 

 

オラフ

 

今作最大の功労者。

物語に置ける、エルサに次ぐ重要度を誇るキャラクターで、彼のふとした助言はストーリーを進展させる起爆剤となっています。

吹替版で中の人が変更されましたが、これが大当たり

武内駿輔】と言う声優さんで、やっぱりプロって凄いなぁと思いました。

ひょうきんな歌声の合間にバリトンボイスは素晴らしい出来栄えです。

 

スヴェン

 

トナカイ

 

 

 

 

ネタバレ感想

 

 ※ネタバレ注意

 

         ・

 

         ・

 

         ・

 

 

やっぱり難しいよこの物語!!

 

一作目は子供向けの作品として非常に高評価を受けたアナ雪ですが、今作は大人の私でも難解なストーリー。子供だとやはりちんぷんかんぷんでしょう。

加えて、

サイドストーリーとメインストーリーが分離していること

が非常に残念。

サイドストーリーは【クリストフによるプロポーズ

メインストーリーは【魔法の森の開放

この2つの物語に関連性がない。アナとクリストフが物語に深く関わってこないのもこれが原因だと思います。

ある意味での尺伸ばし。

前作で王子がアナを拐かしたサイドストーリーは、見事ラストに悪役としてメインに組み込まれており、綺麗にまとまった物語でした。

ですが今作はそれがない。最後に取ってつけたようにプロポーズが成功しますが、これもやはりメインには関わってこない話なので必然性もありません。

クリストフのプロポーズは、

DVDに付属する特典映像

として作ればもっと面白くなったのではないでしょうか。

 

そしてもう一つ、苦言を呈したいのは

 

動機が分かりにくいということ。

 

メインストーリーである【魔法の森の開放】におけるエルサの動機。

 

①アレンデールの異常の解決のため

②自分の魔法のルーツを探すため

③両親の死の謎を探るため

④2つの民族の対立の真相を知るため

 

 

多い多い多い多い!!

 

 

動機がやたら多く、複雑になってしまっているのが今作の悪いところ。

これらの動機の、どれがメインで最も強いものなのかが分からないのです。

国のためなのか自分のためなのか両親のためなのか民族のためなのか。

 

もう少しシンプルにしてほしかった。

 

最終的に諸々は解決するのですが、これは一作目と同様割とご都合主義。

対立する2つの民族の間に生まれた二人の娘、と言うのは素晴らしい要素ではあるのですが、判明したのは【アレンデールの先々代国王が全部悪い】ということ。

つまりアナとエルサのおじいさん。

 

「精霊と仲の良い生意気な奴らがいるからぶっ潰したろ」

 

ちょっと何言ってるか分かんねぇよ爺さん。

 

まじでこんな動機で戦争を起こしたのだから、一方的に悪いのはアレンデール王国。

これで最後を「めでたしめでたし」で終わらせるのは、やはり都合が良すぎる気がします。

クリストフのプロポーズに尺を割く位なら、

実は攻め入られた民族側も戦争を望んでいて企みがあった

みたいな設定をいれて、喧嘩両成敗なラストにすれば後腐れもなかったろうに。

と言うか、途中までそんな展開があるんだろうなぁと観ていたら普通に終わってびっくりしました。

 

 

良い点

 

前作が良かった分、かなり辛口になってしまった今回の感想。

複雑な物語でしたが、全体を見れば非常に無難な作品に仕上がっていました。

前作の出来栄えから【無難】だと低評価になってしまうのが辛口の理由。

 

さて、ではどの点が良かったか? それは、

 

オラフ

 

彼が良かった。

吹替版で観たのでその感想ですが、武内駿輔吹き替えの彼は素晴らしいの一言に尽きる

前作の喋り方は完全にカバーしており、「吹き替え代わったんだよ」と言われなければ気が付かないほど自然な演技でした。

加えて凄いのが、歌のクオリティ

キャラ説明の際にも言いましたが、ひょうきんな声の合間に入れる【バリトンボイス】が凄い。オラフが急にイケメンになるギャップがたまらなく面白い。

ひょうきん声とバリトンの組み合わせ。やはりプロって凄いなぁと思い知らされました。

 

オラフが凄いのは中の人だけでなく、今作では間違いなくエルサに次ぐ功労者である点

アナとエルサに度々助言を与え、それは物語に置ける重要なファクターとして機能します。

今作は全体的に割と暗めの物語なのですが、彼が居ることで場が明るくなるのも良い点ですね。

 

 

最後に

 

小難しい話で子供向けではない作品に仕上がっていました。

前作くらいシンプルなストーリーのほうが子供受けは良いでしょう。

映像は綺麗でしたが、昨今きれいな映像は最低限の要素と化しているので、スタッフさんには申し訳ないですが良い点にはなりえない。

書いていて酷評が目立つ気がしますが、これも理由があります。

この作品は、

 

無難で普通に面白い映画

 

なのですが、同時にアナ雪の続編なので、

 

【もっとなんとかなっただろうに】と感じる映画

 

になるのです。

期待値が大きかった分、落差で悪い面ばかり見えてしまった感じですね。

ぶっちゃけ、

続編は作らずOVAとして作り続けたほうが良かった

と思います。

 

ただ、2まで出したので予想としてはおそらく三作目も作られると思います。

映画館を見ると、きちんとお客さんは入っていますしね。

ただその場合、アナが女王になってしまったラストからタイトルがどうなるのかが不明です。原題は【FROZEN3】だろうけど、日本語だと何になるんだろう?

 

 

ではまた!!