皆さん自炊してますかぁ!!
自炊系男子、レンシレンジです。
学生の頃からずっと自炊しているので、食費が低く抑えられて有り難い。
金が無いと言いながら三食コンビニ弁当な贅沢者には鉄槌を下したいですね。
でも今回はそんな話ではない。
自炊の話ですが食事関係の意味ではなく、今回は
【本の自炊】
についての記事となります。
本の自炊とは
簡単に言うなれば、書籍をデータとして取り込んで電子書籍化する作業のこと。
正式に電子書籍として販売されているものとは違い、すでに持っている本が無駄にせず残しておけるようになります。
基本的にはPDFファイルとして保存します。
タブレット等で読めるようになるので、家で繰り返し読んでいるような漫画を取り込んでおけば、いつでもどこでも作品を楽しめる環境ができあがります。
さらにデータ化した本は捨てることができるので、本棚を空っぽにすることも可能。
本棚に並べて楽しむのも良いですが、引っ越しのときとか大変ですからね。何百冊も所有している人なんかは、一度自炊を考えてみても良いかもしれません。
ちなみに自炊はその性質上本を破壊する事が必要です。
良いお値段の本などは、破壊する時にものすごい勇気が必要となります。
逆に言えば中古の本で十分ということでもあるので、昔の漫画なんかを中古でまとめ買いして電子書籍にするというのも可能です。環境さえ整えることが出来たなら、新品で買うよりもかなりコスパは良さげですね。
後ほど説明しますが、非破壊タイプの機材もあるので、「どうしても壊したくないけど電子化はしたい」と言う人は、そっちタイプの機材を買うのも一考。
必要な機材
データ化するにあたり、必ず必要となる機材があります。
本を読み取るためのスキャナーですね。
プリンターなどにも付属しているので、ご存じの方は多いハズ。
ただし、プリンター付属のスキャナーはひたすら時間がかかってしまうので、
業務用大型プリンターを買う予定でもない限りは、スキャナー専用の機材を買うことにしましょう。
スキャナーは大きく分けて二種類あります。
破壊型
非破壊型
まあ、普通はこんな呼び方はしないのですが、今回はわかりやすく上記のように表現。
ではどんな違いがあるのかと言うと、
【破壊型】
ページを裁断し、一枚ずつ読み取っていくタイプ。
本の自炊はこっちが主流で、読み取り速度は非破壊型と比べて段違い。
表裏を自動で読み取ってくれるタイプならば短時間で自炊が可能。
【非破壊型】
本を開いた状態で読み取ってくれるタイプ。
本を裁断する必要がないため、大事な本を電子化したい人はこちらが有力。
ただし、本を開いたままにする必要があるため、硬めの本や漫画本などを読み取るには向かない。
表裏を手作業でスキャンする必要があるため、すこぶる時間がかかる。
このように比較してみましたが、基本的に本の自炊は【破壊型】が使用されます。
お値段も変わらないので、買うなら破壊型をおすすめします。
破壊型で話をすすめると、他にも必要になってくるものがあります。
本を分解するための【裁断機】です。
これに関しては作業効率を考えて数種類が選択肢に入ります。
①ロータリーカッター
作業効率は低いが、十分実用性に足ります。
本の下に敷くカッター用マットも必要になるのでご注意。
通常のカッターでも出来なくはありませんが、腕が死ぬのでおすすめしません。
買うときはAmazonなどで大型を買いましょう。ホームセンターなどでは小型しか売ってないので効率が全然違います。
②ペーパーカッター
自炊においておそらく主流の型。
本をいくつかに分解してから置いてスライドさせるだけ。仕上がりも非常に綺麗に出来ます。自分は持っていませんが、仕事場に置いてあるので性能は間違いないです。
お値段も手頃なので、自炊初心者はこの辺りが有力でしょう。
③裁断機
言葉の通りの裁断機。ほぼ業務用で、一般家庭に置いてあったら
「この人一体何者なんだ……」と思われること間違いなし。
大きく場所を取るのが難点ですが、分解せず一発で裁断できるらしいので効率優先な方にはおすすめ。私は買わない(高い)
まとめると、自炊に必要なのはスキャナーと裁断機となります。
スキャナーは表裏自動読み取りがついているものが必須なので、4、5万程度は覚悟したほうが良いです。時間をかけて良いのなら他にも選択肢はありますが、それについては後述します。
裁断機はぶっちゃけどれでも良いです。これも後述しますが、ロータリーカッターでも全然問題なく使えます。お金を使うならスキャナーに全振りしましょうね。
実践
さて、では実践と行きましょう。幼少期から集めに集めた漫画本が、実家の本棚を圧迫しているのでそれをまとめたいと思います。
前述で「スキャナーはこだわれ」的な事を言っておきつつ、最近多くの出費もあり4万円超えのスキャナーが買えない。
ので、もとより持っていたスキャナーを使って自炊をしていきます。
使用する機材は上の画像。
ロータリーカッター(安物)
カッター
カッターマット
定規
スキャナー
ちなみにハサミも写っていますが、一回も使わなかったのでいらないです。
スキャナーは安物ではないのですが、自炊としては微妙な代物。
ScanSnap S1100
当然ながら自動読み取り機能はついていないので、一回一回ページをひっくり返しながら行います。作業効率悪し。
そして自炊する漫画第一号。
乗っている雑誌の都合で非業の完結を遂げた漫画
汚くもないし傷もないのになぜか買い取ってもらえない12巻を使います。
始めてなので売れるような本を壊すのは怖いのですよ。
では実践────と言いつつ、著作権の関係で中身が移せないうえ、そもそも撮影を忘れるという凡ミスを犯したレンシレンジ。
此処から先は絵で表すので堪忍してつかあさい。
背表紙を裁断したらあとはスキャナーで読み込むだけです。
ちなみにカッターで切るときは必ず定規を使ってください。斜めに切れると出来上がりが悲惨になりますので。
最初に言った通り、私が持っているのは自炊に向かないスキャナーなのでめちゃくちゃ時間がかかります。
約200ページの漫画で20~30分
スキャンに時間がかかりますが、
裁断はロータリーカッターでも5分程度で終わります。
なので、やはり重要なのはスキャナーの性能ですね。いつか買います。
スキャナーによって設定は異なりますが、私の場合はこれでPCにPDFファイルとして保存しました。ただし、画質によっては容量が100MBを超えてしまうので、携帯して読みたい場合は若干大きすぎます。
そのためネットで【PDF 圧縮】と検索をかけます。
いくつかのサイトが出てきますので、やりやすいサイトでPDFを圧縮してください。
200ページ程度の漫画であれば、約25MB程度に圧縮できますので便利です。
最後にPDFを読むためのアプリをタブレットに入れます。
これもいろいろなものが無料アプリとして出されているので、自分に合った物をDL。
私は【SideBooks】というアプリを使っています。
表紙を表示して本棚のように整理できますし、ページ送りが本をめくっているような演出のため楽しい。しおり等の機能もあるので、本当に無料で良いのかと思うほどの機能を誇るためおすすめです。
最後に
今の環境じゃ自炊は無理だ!!
と思い知らされたレンシレンジ。
少なくともスキャナーを買わないとこれ以上やる気は出ません。
休みを潰して数冊の漫画を自炊するなんて、空虚以外の何物でもない。
今から自炊機材を揃えるという方は、必ずスキャナーは良いやつを買ってください。
でないとお金と時間の無駄になります。
またいつかスキャナーを買ったときは、効率の比較なんかを書こうと思います。
ではまた!!