レンシレンジ教室

ネット小説書き・イラスト描き・映画感想なんかやってます。その時々で愚痴もこぼします。

レンシレンジの漫画紹介 第三回【不滅のあなたへ】 生まれてきた意味を知るための人生譚

 

どこの親善大使様だよ!!

 

伝わりにくいネタを冒頭で叫ぶ男、レンシレンジです。

それはそうとテイルズオブジアビスは名作。マジおすすめ。

 

漫画紹介も第三回。今回は割と最近の作品で、知る人ぞ知る名作。

 

 

不滅のあなたへ

 

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フシ

 

をご紹介。

 

 

 

あらすじ

 

とある世界に【球】が投げ込まれた。

球は世界のありとあらゆるものから刺激を得て、その姿へと変える能力を持っている。

やがて石へ、苔へ、そしてオオカミへと変貌を遂げる。

オオカミへと変わった彼は、自分の致命傷ですら癒やす不死身の体。

あてもなく雪に閉ざされた大地を歩んでいた。

そしてある一人の少年に出会ったことで、彼の数奇な人生が始まるのである。

 

 

…………はい。意味が分かりませんね!

 

 

正直なところ、私が初めて第一話を読んだときの感想が「意味不明」というものでした。

一話完結の物語から話が始まるのですが、説明がほとんどない。

とある少年の独白が延々と続くのですが、【彼は主人公ではない】んですよ。

主人公はあくまで【球】の方。そして第一話ではオオカミが主人公なわけです。

 

ですが、この第一話も凄く完成度が高い。

 

少年の半生を描き、辛く泣ける展開はそれだけで作品が一本作れそうな勢い。

私が初めて読んだ時は、完成度の高い読み切り漫画だと思ったほどです。

 

連載作品としての形式上、一話切りをされる可能性が高い作品だと思います。

実際一話だけで満足できる質を持ち、連載作品として見ても一話だけでは難解すぎて意味不明。

そういったスタートダッシュが難しい作品と言えるでしょう。

 

そんな作品だからこそ、私は声を大にして言いたい。

 

「やめてぇ!! 第二巻まで読んでから判断してぇ!!」

 

そう。この漫画の真骨頂は第二巻から始まるのです。

ややスロースターターな作品であることは認めます。

しかし第二巻……と言うより【ヤノメ編】が完結した辺りから一気にこの作品の良さが分かり始めるのです。

とにかくせめて二巻の中間ぐらいまでは絶対に読んで欲しい!!

 

 

 

漫画の内容

 

この作品はいくつかのハッキリとした区切りのある内容になっています。

それぞれの編を経て、球が徐々に成長を遂げる物語です。

 

ニナンナ編

ヤノメ編

タクナハ編

ジャナンダ島編

サールナイン島編

ウラリス王国編

レンリル王国編

 

ざっとまとめるとこれだけの区切りがあります。

既刊11巻(19/8/16現在)にしては多いようにも見えますが、もう少し簡単にまとめると、

 

ニナンナ・ヤノメ編

 

タクナハ編

 

ジャナンダ島・サールナイン島編

 

ウラリス王国・レンリル王国編

 

 

上記の4つの大きな話に別れています。

なにより、主人公である【フシ】(ニナンナ・ヤノメ編で命名)は、不老不死の肉体を持つ特別な存在。

各物語も大きく時代が別れており、物語初期から現在まで見ると約100年近くの時が流れています。当然仲間たちの入れ替わりも激しく、基本的に章をまたいで着いてきてくれるキャラクターは一人しかいません。

 

ですが、この主人公フシは様々な物に変身できる能力を持っています。

石や苔、オオカミのみならず、刺激を与えられた仲間たちにも変身できるのです。

なので、時代を経て仲間との別れを経験したとしても、仲間たちに変身して様々な活躍をすることが出来るというわけです。

絵的にもお気に入りのキャラクターが退場しなくて済むし、フシ自身の成長に加えて仲間の能力が使えるようになるというのは、物語としては非常にワクワクする展開だと思います。

 

個人的に大好きなのがタクナハ編。この話だけでも何十回と読み直ししたことか……

とにかく泣ける。辛い。リア充幸せになってくれよぅ頼むから……

ここまで綺麗な展開をよくぞ漫画としてまとめられたものです。最高かよ。

 

この記事でネタバレはしないので、この話を知りたい人は漫画を直接読んでね!

 タクナハ編収録の第四巻

 

 

作者 大今良時

 

不滅のあなたへ】の作者、大今良時先生。

男性風の名前ですが、これはペンネームで女性作家さんだそうです。

代表作はマルドゥック・スクランブル】【聲の形です。

聲の形は非常に話題になった作品で、京都アニメーションによる劇場アニメとして公開されている大ヒット作です。

 

何を隠そう、私は先生のファンである。

 

先生が描かれた三作は全て全巻持っていますし、感動系の物語が苦手な私が唯一安心して(?)読めるのが先生の作品。

特徴は、

 

辛い感動・飾らぬエグさ

 

聲の形を読んだことのある人ならば分かるかも知れませんが、とにかくストーリーがえげつない。

タブーや言いづらい話をガンガン突っ込んでくるチャレンジャーです。

故に教育的にも非常に完成度の高い作品に仕上がったのでしょう。

 

感情を表現することが上手い。躍動感がある絵に引き込まれる。

こちらの感情を揺さぶるような構成に、話作りが非常に上手い先生だと考えています。

今回の作品以外も今度紹介するつもりなので、その時はまた読んでみてください。

 

 

最後に

 

私が他人にオススメする上で、必ず上位に入る漫画がこの作品。

冒頭で言った通り、一話切りをされかねない構成でもあるので、必ず二巻まで読むように脅しつけます。←おい

 二巻、そして三巻まで読ませることができればこっちのもの。

あとは自動的にハマる事間違いなしです。

一気に読み進め、全巻購入してくれることでしょう。

なのでこの記事を読んでくれている皆様にも最後に念押ししておきます。

 

 

絶対に二巻までは読めよ!! 絶対の絶対だからな!!

 

 

では次回!